お子様の歯並び改善が最終目標ではなく、当院の矯正治療は「正しい発育」と「健やかな将来」を目指します。
こちらのページでは、従来のワイヤーやマウスピースを使用した矯正治療とは異なる矯正治療法
バイオブロックセラピーとランパセラピーの具体例を紹介するとともに、
矯正治療に対する不安や疑問点を少しでも解消してもらえれば幸いです。
- ランパセラピーとは
- 不正咬合、歯列不正の原因となった上顎骨や下顎骨の歪みや成長不足を補う方法です。歯を初めから並べにかかるのではなく、歯の土台となる骨格の成長をまず促して永久歯を正しい方向や位置に誘導する事を目的としています。
- 費用
- ランパセラピー: 103〜137万円(税込)
症例の難易度や口腔周囲の習癖(クセ)によって基本治療費は変動します。(初診時には治療費が決まった状態で納得されてからの加療となります)但し、数千円程度、来院毎に再診料がかかります。
- 治療期間、回数
- 期間は個人差がありますが、3〜5年が目安となります。
回数につきましても決まりはなく、症例に応じて変化していきますが、骨格の成長拡大を行なっている期間は1ヶ月に2回のご来院が基本となります。
- リスク、副作用
- お口の中に装着した装置は基本的には着脱式ですので(上顎のランパ装置のみ接着タイプの固定式)通常は当院内でのみ取り外して調整致します。ご自身で指定外に外してしまい、時間が経過した場合は戻りにくくなることがあります。(骨が収縮するためです)副作用というほどではないですが、まずは土台となる骨格から治していきますので、一時的に歯並びの見た目が希望と異なることがあります。
- ランパセラピーとは
- 不正咬合、歯列不正の原因となった上顎骨や下顎骨の歪みや成長不足を補う方法です。歯を初めから並べにかかるのではなく、歯の土台となる骨格の成長をまず促して永久歯を正しい方向や位置に誘導する事を目的としています。
- 治療期間、回数
- 期間は個人差がありますが、3〜5年が目安となります。
回数につきましても決まりはなく、症例に応じて変化していきますが、骨格の成長拡大を行なっている期間は1ヶ月に2回のご来院が基本となります。
- 費用
- ランパセラピー: 103〜137万円(税込)
症例の難易度や口腔周囲の習癖(クセ)によって基本治療費は変動します。(初診時には治療費が決まった状態で納得されてからの加療となります)但し、数千円程度、来院毎に再診料がかかります。
- リスク、副作用
- お口の中に装着した装置は基本的には着脱式ですので(上顎のランパ装置のみ接着タイプの固定式)通常は当院内でのみ取り外して調整致します。ご自身で指定外に外してしまい、時間が経過した場合は戻りにくくなることがあります。(骨が収縮するためです)副作用というほどではないですが、まずは土台となる骨格から治していきますので、一時的に歯並びの見た目が希望と異なることがあります。
ランパ ハナコちゃん
(5歳)
奈良県の幼稚園に通う女の子、ランパ ハナコちゃん(5歳)は卒園間近の年長さん。ある時幼稚園で歯科検診があり、受け口(反対咬合)と診断されてしまいました。家族も以前からハナコちゃんの受け口が気になっていたものの、これまで病院に行くことはなく、どうすれば受け口が治せるのか悩んでいました。ある日、ハナコちゃんのおばあちゃんが「藤井歯科矯正歯科」の一般診療を受けた際、院内に置いてある矯正についての冊子を見つけ、藤井歯科の矯正治療を知り、ハナコちゃんの受け口を相談することにしました。
初診のカウンセリングでは、ハナコちゃんの食べ方・呼吸のしかた(常に口を閉じているか)・睡眠中のいびき・歯ぎしり・姿勢(立ち方・座り方)など日頃の生活や癖、気になる部分について問診から始まります。藤井歯科は歯を並べるだけの矯正治療ではなく、呼吸の質や姿勢の改善を目指すこだわりの治療法だからこそ、どんなに些細なことでもお申し出ください。“矯正治療にかかる費用は?”“治療中は痛いの?”“歯は抜かないの?”など矯正治療に対するご家族の不安に思う点をカウンセリングでしっかりと解決し、治療に対する希望をお聞かせください。 ※保険は適用されません
3種類のレントゲンとCT撮影を行い、ハナコちゃんの血中酸素の濃度やお顔とお口の筋肉の動きを診断します。さらに幼少期から現在までの問診と今のお口の状態を診たうえで今後の治療方針を考え、ランパセラピーとバイオブロックセラピーそれぞれの違いと適応症例の説明を行います。ハナコちゃんの場合、診断の結果重度の受け口(反対咬合)と面長が見受けられたため、ランパセラピーで治療を進めていくことにしました。
カウンセリング・レントゲン・CTによる診査、診断が終われば、ハナコちゃんの受け口を治すランパセラピーがスタート。ランパセラピーで使用するのは、お口の中の装置とマスクになります。頭の形や骨格に合わせてオーダーメイドで作製しているのですが、ここでよく心配されるのはいつ装着するのかということ。基本的には夜自宅にいる間に装着しますので、お外にいる間は装着しません。(約半日装着することが推奨されています)ランパセラピーは骨格の大きなひずみを元に戻し、顔立ちを立体的に成長させていきます。
ハナコちゃんの身体の成長に伴い、お口の状態もどんどん変化していきます。そのため定期検診ではお口の中の装置とマスクの調整、お口のケア・フッ素塗布・写真の記録をおこない、ハナコちゃんの成長に合わせた治療を行います。ランパセラピーの場合、3.4回は装置を変える必要があります。その時の頭の形や骨格によりオーダーメイドで作製いたします。また治療は長期間に渡るため、ハナコちゃんが通院しやすいような環境づくりや家族みんなの治療への理解が必要になります。
治療開始から7年が経過し、ハナコちゃんは中学生(12歳)になりました。大きくずれていた上アゴの位置は修正され、下アゴも追従させることで受け口は改善されました。本来の正しい位置にかみ合わせを再現できたこと、さらに頭がい骨は丸みを帯び、顔立ちは立体的に成長し正しい成長発育が実現しました。家族が何よりも喜んだのは、治療を重ねるうちにハナコちゃんの性格が明るく元気になったことです。今後も後戻りさせないためにも定期的なケアの相談と生活指導を行いながら、ハナコちゃんの健やかな将来を温かく見守っていきます。
ランパセラピーで使用する装置(マスク)には最初戸惑うかもしれませんが、マスクは自宅だけの装着だとお伝えしたところ安心して治療に取り組んでくださいました。環境が変わる中ハナコちゃんはしっかりと通院し、私のお伝えした時間を守ってマスクも装着してくれました。その結果、正しい成長発育により呼吸と姿勢も改善され元気になっていくハナコちゃんを見ることができました。これから当院での矯正治療をお考えの方はもちろん、現在治療方法でお悩みの方にもセカンドオピニオンとして参考にしてもらえればと思います。